なぜ星付きシェフの僕がサイゼリヤでバイトするのか?を読んでみた!!!
1. なぜ“星付きシェフ”がサイゼリヤで?という疑問
- 「料理の原点を見直したかった」
- 「チェーン店のオペレーションに興味があった」
- 「一流の技術は、大衆の中でも生きるか」
- 「実はサイゼリヤの品質と思想に共感していた」
村山太一さんという方がこの本を執筆しています。経歴としては、海外で修業をして日本で起業。最初は、海外のお店の経験からすべてそこをお手本として行っていたがサイゼリヤにバイトに行って効率化や生産性などを学び、お店(ラッセ)をよくしている人物になります。
ラッセは1つ星のお店で非常に有名です。東京という飲食店レッドオーシャンの中で戦いぬいています。その秘訣がこの本に描かれているのでぜひご覧になってください。
2. サイゼリヤで得たもの
- 経営・効率化の視点
- 顧客との距離感
- 若いバイト仲間からの刺激
- “うまいもの”の本質を再認識
まず、サイゼリヤで学んだものは生産性の問題になります。サイゼリヤでは、包丁を使いません。すべて物流センターから野菜やお肉、パスタなど誰でもできるように効率化させています。マニュアル作成を通して少ない人数でもお店全体が活かせるように取り組んでいるわけです。
飲食業界は一般的に言うと年収が低くなりがちです。それは売上が原価(食品)と人件費で圧迫されるからです。それをサイゼリヤでは、人件費や、自社物流、自社栽培、自社育成によって中間マージンを避けてビジネスを行っているので非常にうまく経営できています。しかも、毎年人件費も上がっています。それを村山さんはなぜかを探しに行ったのです。
3. 私が思ったこと・気づき
- プライドを手放すことで見える景色がある
- 「一流」と「大衆」は対立しない、むしろ交わるところに面白さがある
- 成功者の“逆流”には意味がある
一流でもプライドを捨てて学びに行く姿勢が非常に重要です。村山さんは本でこう書いています。サバンナ思考です。強烈な危機感と気づき、行動です。強烈な危機感を日頃から持っていれば、なにか行動しなくてはいけないと気づきが生まれます。
気づきが生まれると、改善作業が生まれます。改善作業が終わると結果が出る。こういったサイクルを回し続けることが成長する上での必要不可欠な要素になります。
これはトヨタのカイゼンと似ています。ビジネスの本質は変わりません。原理原則を大事にして自分が描きたい姿を見て、成長していきましょう。
✍️ 感想を一言で言うと…
「料理という仕事の“本当の価値”は、星ではなく、お客様との距離にあるのかもしれない。」
あるいは:
「サイゼリヤは、星付きの世界とは別の意味で完成された“美学”を持っていた。」
💡 もし自分ならどう感じたか(考察のフック)
- サイゼリヤの「徹底したコスト管理」は、星付きの「究極の贅沢」と本質的には似ている?
- 「制限の中でベストを出す」という意味で、サイゼリヤの現場はむしろ“修行”?
- 高級と庶民の“うまさ”は違うのか?同じなのか?



コメントを送信