×

ベンチャー企業ほど創業者持ち株は少ない

ベンチャー企業ほど創業者持ち株は少ない

ベンチャー企業は設立してからファンドや資金をいれて早期に上場を目指します。それがいけないことではないのですが、創業者の持ち分比率があまりにも低いことが目に移ります。大体の創業者の持ち分は5%前後に落ち着いています。会社=社長の段階だと思うので多くの株がファンドに抑えられています。これは金融資本的にはいいのかもしれませんが、私的には悲しいです。

100%自己資金=自分の会社なイメージを持っています。しかし、5%前後だと社長は名ばかり社長でいつでも変えられます。変えることができるのです。これが中長期目線だと株主の言うことが絶対になり、会社の行く末の対応で一時的には、株価は落ちるけど長期目線でいうと会社は強くなるなど判断が鈍ってしまいます。

上場まではやはり株主として80%以上は株は保有しときたいです。上場してみると売れませんが、最初の上場時利益でそのあとの生活は豊かになります。豪華絢爛な生活はできませんが、ある程度の(平均年収1000万円以上)生活はできます。自分が最大の株主になり、また物言う株主が自分という最大のメリットを生かして持続的な会社運営を行ってほしいと思います。資本政策でミスってしまうとすぐに敵対的買収をされます。

いい例がセブンイレブンです。業績が下がってしまうと敵対的買収の的になり割安な価格で買収されてしまいます。精神的な支柱としての豊田家みたいなものはまれです。基本的には株主構成がものをいう世界になります。多くの株数を持っていた方が勝ちです。そこにだれが創業したのかは関係ありません。創業したのに会社を追い出されたのはよく聞く話です。これは自分が一定以上の株を保有していないから起きるわけです。明日は我が身と思いながら資本政策をまじめに検討してもらいたいと思います。

こういう話はあまり本でもなく、youtubeなどの動画でも見当たらないため今回はこういうテーマで書いてみました。いろいろメリットやデメリットはあるかもしれませんが、創業者としての意地を見せてもらいたいです。

ほかにもブログを更新しています。ぜひご覧になってください。

https://proteinnooem.com/?cat=12

コメントを送信