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初心者でも始められる不動産投資「REIT(リート)」とは?月1万円から始める資産形成

初心者でも始められる不動産投資「REIT(リート)」とは?月1万円から始める資産形成

初心者でも始められる不動産投資「REIT(リート)」とは?月1万円から始める資産形成

将来に向けて資産形成をしたい。でも「不動産投資はハードルが高そう」「株やFXはちょっと怖い」……そんなふうに感じている方に知ってほしいのが、**REIT(リート)**という投資方法です。

REITは、少ない資金から始められる「不動産への間接投資」の一つであり、初心者でも比較的取り組みやすいのが特徴です。この記事では、REITの基本からメリット・デメリット、実際の始め方までをわかりやすく解説していきます。


そもそもREIT(リート)ってなに?

REITとは「Real Estate Investment Trust」の略で、不動産に投資する投資信託のことです。

多くの投資家から集めたお金で、オフィスビルや商業施設、マンション、物流倉庫、ホテルなどの不動産を購入・運用し、そこから得られる賃料収入や売却益を投資家に分配します。

つまり、自分で不動産を買うのではなく、プロに任せて間接的に不動産から利益を得る方法なのです。


REITのメリットは?初心者に人気の理由

① 少額から始められる

不動産を直接買おうとすると、最低でも数百万円、都心の物件なら何千万円というお金が必要です。でもREITなら1口1万円以下から購入可能なものも多く、非常に手軽です。

「不動産投資に興味はあるけど、お金が足りない」「いきなり大金を投資するのは不安」という方でも安心して始められます。


② 管理の手間がいらない

実物の不動産を持つと、管理や修繕、空室リスク、入居者トラブルなど面倒なことがたくさんあります。

一方、REITならプロの運用会社が物件の管理や運営をすべて行ってくれるため、投資家は完全にお任せでOK。初心者にとってこれほど楽な投資はなかなかありません。


③ 安定した分配金収入が得られる

REITの魅力の一つが、**分配金(いわゆる配当)**です。

REITは法律で、得た利益の90%以上を分配することが義務付けられており、これによって投資家は安定した収入を得ることができます。分配金利回りは年3〜5%ほどのものが多く、銀行預金の利息(0.001%など)とは比べ物になりません。

また、多くのREITは年に4回分配金が支払われるので、定期的な収入があるのも嬉しいポイントです。


④ 分散投資ができる

REITは複数の物件に投資しているため、一つの物件の空室やトラブルによる影響が少ないという特徴があります。

たとえば、あるREITが50棟の物件を保有していれば、1棟に空室が出たとしても全体の収益には大きな影響は出ません。初心者でもリスクを分散しながら安定的な運用ができるのが魅力です。


どんな種類があるの?REITの主なタイプ

REITにはさまざまな種類があり、それぞれ投資対象の不動産が異なります。

  • オフィス特化型:都心の高層ビルやオフィスビルが中心
  • 商業施設特化型:ショッピングモールやロードサイド店舗など
  • 住宅特化型:賃貸マンションやアパートが対象
  • 物流施設型:倉庫、配送センターなどEC拡大で注目
  • ホテル型:宿泊施設を対象(景気に左右されやすい)

初心者には、分散が効いている「総合型REIT」や、複数のREITをまとめた「REIT ETF」なども人気です。


実際にどうやって始めるの?

1. 証券口座を開設

まずは、REITを購入するための証券口座を開設しましょう。楽天証券、SBI証券、マネックス証券など、ネット証券で簡単に口座開設できます。

NISA口座を併用すれば、分配金に対する税金が非課税になるメリットもあります。


2. 投資するREITを選ぶ

証券会社のサイトでは、REITごとの利回りや保有物件、分配金実績などを比較できます。迷ったら以下のポイントに注目しましょう:

  • 分配利回り(高すぎるものはリスクもある)
  • 保有している不動産の種類と立地
  • 運用会社の実績と信頼性
  • 分配金の過去実績(安定しているかどうか)

初心者は、1つのREITに絞らず、ETFを活用して分散するのもおすすめです。


3. 定期的に積立するのもアリ

最近では、REITを月1万円から積立購入できるサービスも増えています。毎月少しずつ投資していけば、相場に左右されすぎず、長期的な資産形成が可能になります。


REITの注意点・リスクも理解しておこう

REITは魅力的な投資商品ですが、リスクもゼロではありません。以下のような点に注意しましょう。

  • 価格変動リスク:REITは株式と同じように価格が変動します。市場全体が下落すればREITも下がる可能性があります。
  • 金利上昇リスク:REITは借入金を使って不動産を購入しているため、金利が上がると経費が増え、分配金が減るリスクがあります。
  • 地震などの災害リスク:日本のREITは物件を日本国内に保有していることが多く、地震や災害による影響も考慮が必要です。

とはいえ、こうしたリスクも分散投資や長期運用によってある程度コントロールできます。


まとめ:REITは初心者にもやさしい「不動産投資」の入り口

REITは、少額・手間なし・分配金ありという点で、投資初心者にとって非常に魅力的な資産クラスです。

  • 月1万円程度から始められる
  • 物件管理の必要なし
  • 年4回の分配金で安定した収入
  • 長期的に見て資産形成に有効

「不動産投資に興味はあるけど、自分で物件を買うのは無理」と思っていた方こそ、REITの活用を検討してみてください。

まずは1口から、小さく始めてみることが、将来の大きな安心につながります。

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