経営は、バブルの禍根が残っている
今の日本は、デフレ期間の銀行貸しはがしの禍根が残っていると感じます。経営は、銀行から借り入れは必要不可欠です。運転資金としてあの頃の日本はどんどん借金を借りていました。しかし、バブルがはじけてしまい、銀行が貸し付けていたお金を急に回収していきました。これは、バブル経済の負の側面であると思います。そして、今の保守的な財務につながっているとも思います。保守的な財務とは、現金が多めにあって、投資もできないようになっている状態になっていることです。
バブル期は、不動産の土地担保評価額が上がってしまい、そこに対しての金額で融資しているため土地担保が低くなってしまうと一気に巻き上げしていきます。銀行は、ある意味合理的なものです。銀行は、晴れの日に傘を貸し、雨の日に傘を取り上げるとよく言われます。きついときに、お金を貸しはがし、銀行の本体を守るためにどんどん回収していきました。
しかし、企業側からするとあんだけお金を借りてくれといったのに、逆にすぐに返してくれと担当者に言われる。これは時代を読まないと対応はできなくなった経営者もすくなくありません。経営者は倒産してしまうと信用情報や口座など傷ついてしまいます。あの時代を見てしまっているからこそ、次の投資を過剰にしないように現金を多めに持つことを今までしていたということです。
それが、30年間の悪夢だと言われてしまったわけです。デフレでなにもしないことが成功の近道でもありました。しかし、今は違います。インフレ期になると、しないことが悪になります。成長しないことが悪になり、どんどん負けてしまい、結局はなあなあになります。そうしないことが自分の成長を導けることにつながります。会社の経営はまさにこういうときこそ、勝負に行くべきです。アゲインストの風こそ逆境のばねです。頑張って、次の機会を待っていきましょう。



コメントを送信