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歴史物小説は、時代背景を理解しないと難しい

歴史物小説は、時代背景を理解しないと難しい

今回は、本についての紹介になります。普段本を読むように心掛けていますが、一冊途中で読破不可になった小説があります。それは、史上最大の決断です。これは第2次世界大戦時のヨーロッパの話でリアル戦争小説になります。失敗の本質を書いた野中先生が書いた方でもあります。失敗の本質では、日本史を中学高校と習ってきたものの土台があるためわかりやすかったですが、世界史、特にヨーロッパでの起きた出来事に関しては、無知に近いのでとても難しく理解できませんでした。

これは私の教養のなさから生まれてきたものです。急に、ヨーロッパ史の一番深いところから入るのはちょっと無謀でした。次は、ヨーロッパ史の浅く、広い歴史小説を見て、またこの本を読みたいと思います。しかし、途中までよんで大事だと思ったことをここで紹介した方がいいと思いますので紹介していきます。

まず第一にヨーロッパは狭いことです。地図上だと広く感じますが、陸続きであり、隣国に仮想敵国がいる状態になっているので非常に狭く、海も隔たりがない分攻め込まれやすい立地になります。これは非常に重要なことです。海がないということは緩衝材がないということです。攻め込まれれば、後手に回ることは間違いなく、早期挽回はとても無理だと思います。しかも、経済的に当時のドイツはとても強く、逆転現象にもできなかったようです。

ヒトラーの強さは民衆の支持基盤があったとされていますが、一時の熱狂はここまで狂わせることになるとは当時の市民はわからなかったと思います。今よりのもっといい暮らしを今すぐの実現したいとなれば、食料品がまず必要になります。次に余暇、次に高級品へと変わっていきます。それを一気に飛ばし、高級品へと移ったのではないかと想像します。この例は、現実にあったかはわかりませんが、似たようなことはあったのではないかと感じます。

それを含めて、日本史に戻りますが、日本という国は資源がないということである意味恵まれています。経済的に立国しているが輸出入でできていることがわかります。しかも、毎年、配当収入、利子の収入で経常利益は黒字、単純貿易では赤字になっていますが、これはジャパンバッシングがあったときの反省をここまでしているようなものです。

戦争もなく、治安もいい、過ごしやすく、安定の位置も取れるとても一代でできものではありません。先人の知恵に感謝をしたいと思います。今後も日本は必ず伸びていきます。技術革命は有り余ること世界へと波及していくことになるので貢献していきましょう。

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